参考資料 日経夕刊 「個性派書店OB」 「人気者になろう」 図書館の人気者になろう。「推理小説のことなら○さんに聞こう」とか「オススメの推理小説を○さんの書棚で探そう」。なんていうこだわり屋の司書がほしい。 今、書店には「選書業」と言う職業が生まれている。そのほとんどは個性的な本屋として知られていた青山ブックセンターやアール・ヴィヴァンで働いていた人たちだ。青山ブックセンターで建築やデザイン書を担当していた幅充孝さんはその選書眼を見込まれて、六本木ヒルズ「YSUTAYA TOKYO ROPPONGI」、国立新美術館のミュージアムショップの書籍部門をコーディネートした。自らの仕事を「書棚を編集する」と言っている。たとえば、環境をテーマにレイチェルカーソン、宮沢賢治の童話、風の谷のナウシカと言う具合に本を並べるのに50音や著者別にとらわれない。一見関連のない本を集めることで「棚にひとつのメッセージをもたせる」というのだ。書棚編集の極意は「こだわり」である。この「こだわり」がもてはやされているのが、最近の人気書店。それは本のセレクトショップなのだ。 時代は演出家を求めている。図書館にもこんなセンスを持った司書は居るはず。企画展にもこんなメッセージを発信する手法を取り入れてみたらどうだろう。そこには是非、司書の自己PRも付けてほしい。誰が、どんな気持ちで並べた本なのか、図書館にはそれが必要だと思うのだ。本と人を馴染ませていくためには、2つの間を結ぶ暖かい気持ちがあったほうが良い。それぞれの司書に、それぞれのファンがついていくなんて素敵な関係だと思う。そこから司書と利用者の読書会が始まったりしたらもっと素敵だ。本を間にしてお互いの顔が見える、考えていることが分かる。図書館と利用者がそんな関係になったら、図書館への関心も高まるのではないだろうか。 無関心は愛の反対側にあるということです。
by tsuji_bunbun
| 2007-06-27 00:00
| mayoto study
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