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図書館マーケティング 33  「ダンボール会議」                     
参考資料 「マーケティングスキル」日経MJ 2007/3/10

「ダンボール会議」
会議といえば・・大きなダンボールを壁に立てかけ、みんながわいわいとしゃべりながら落書きをする。これがいまどきの当たり前。と言っても幼稚園のままごとではない。建築家馬場正尊さんのミーティング風景だ。
馬場さんは博報堂を経て古ビルのユニークな改装建築家として独立した人。斬新なアイデアに必要なのがソフトなオフィス環境ということで畳大のダンボールを壁に立てかけ、それぞれが自由にアイデアを出すブレーンストーミングを行う。アイデアはその場で紙に書いて、貼り付ける。巨大なノートに、これまた巨大なポストイットを貼り付ける感覚。話を進めながら、アイデアをてきぱきととグルーピングしていく。時間が来れば、そのまま壁に立てかけ、次回にまた持ち出して会議の続きを始める。人間は物事をかなりビジュアルで記憶するという性質を利用した合理的な方法らしい。電子掲示板ではなくダンボールを使うことで、隙がありゆるい感じになるのでリラックスしていいアイデアが出るという心理効果も狙っている。
最近は食事をしながらとか、畳の部屋で会議をする会社も多く、形式より結果が大事という風潮だ。進行も司会ではなく、ファシリテーター(中立な立場の会議促進者)が会議をデザインして執り行なう。会議といえば会議室でレジュメ通りにと言うパターンばかりでは革新的な斬新なアイデアを考えたり、発言したりするきっかけがない。日進月歩の世の中を見渡し、利用者のニーズにあったサービスを考えるために、まず形からやってみるのもいいではないか。ダンボール会議は童心に返ったようで楽しそうだ。
図書館で働く人たちは真面目すぎるような気がしているのは、私だけだろうか?赤ちゃんから、お年寄りまで、さまざまな利用者になりきって、それぞれの視点から図書館のことを考える。そんな会議をしてみたら、きっと新しいサービスが生まれるに違いない。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-26 00:00 | mayoto study
図書館マーケティング 32  [改めまして」                    
参考資料 「接客招福の法則」日経MJ 仲間を称える名鑑

「改めまして」
利用者が司書の名前を何人知っていると思いますか? ほとんどの人がひとりも知らないかもしれません。えっそんな!と思うかもしれませんが、ネームプレートって、案外字が小さくて読めないものなんです。それに、本の貸し借りだけでプライベートな会話をしなかったら、名前が印象に残らないものなんですよね。その代わり、お顔は「あ、図書館の」と言うくらいの印象があると思います。
そこで「改めまして」ということで、司書の自己紹介をやってみたらどうでしょうか。こんな方法があるんです。俗に言う他己紹介。「子どもの本の王様といえば、木村さん」「村上春樹のことなら、井口さんが一番」「見た目に似合わぬ大食漢、図書館一の食いしん坊大原さん」なんて感じで写真入パネルを展示するのです。だって、自分の写真の横に自己紹介を書けって言われても困ってしまいますからね。これだったら、誉められて自分も嬉しい感じですね。読んだ人にも人となりが伝わりやすいと思います。
ある企業では「日本一のスタッフ名鑑」を作っているのだそうです。それもちゃんとカラー製本して。そんなことして何になるのかと思いますが、この会社のモットーが「お客さんや社内の仲間を喜ばせる」というので納得しました。人を誉めると、その人のことが好きになりますからねと言う理由で始まったプロジェクトのおかげで、社内の作業効率が高くなり、助け合いが多くなったということです。社内マネジメントのお手本のようなあっぱれな話でした。
さて図書館、自己紹介や他己紹介だけでなく、利用者の名前を覚えておいてなにげなく「池田さん。おはようございます、良いお天気ですね」なんていえば、図書館ファンが増えること請け合いなんですがね。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-20 00:00 | mayoto study
図書館マーケティング 31  レンタル図書館長
参考資料 「食を考える」日経MJ 2007/3/7

「レンタル図書館長」
プロ館長貸します。期間6ヶ月から。費用80万/月。実働日数25日×7時間+@。館長、図書館コンサルタント兼務。館長、司書業務をこなしながら、図書館の体質改善とシステム変更を提案。図書館サービスの向上により、利用満足度を上げる。「こんな広告が出た」としたらどうします?
月80万は高いなあ。でもプロ館長って書いてあるし、コンサルタントとも同時にやってくれるのなら、その位はかかるのかなあ。でも、プロ館長って何だろう?なんで、図書館館長を貸すんだろう?体質改善ってどんなことなのかな?でも、図書館のサービスがよくなるなら、税金を使う価値があるから頼んだほうがいいかも・・・。
おや、おや、市長さんはレンタル館長の広告を見て、ずいぶん悩んでいるようですね。レンタル図書館長は、まだ始まったばかりの事業なのでご存じなくて当たり前です。もともとは飲食店にプロ店長を貸し出して、店の経営を立て直すというビジネスモデルから生まれた事業です。館長業務を徹底的に教育し、店舗の再生を支援する。日常業務をこなしながら、サービスを分析し、その解決策を練り、実践する。例えば、オフィス街で宴会が取れないのは、チラシをまいても郵便受けで廃棄されお客さんに情報が届いていないことを分析し、固定客に宴会を営業する方法に切り替える。宴会の幹事になりそうなお客さんと名刺を交換し、情報提供したり割引をしたりすることで顧客を確保していく。結果はすぐに出て前年比20%増しになった。プロ店長は単なる経験者ではなく、経営知識があって、日々改善するアイデアを持てる人材だ。100人のプロ店長を抱えているが、稼働率は95%ということだ。
今、必要とされているのは「経営感覚」。飲食店だけでなく、病院の経営も病院経営を学んだプロが担当する時代になっている。アメリカだって、図書館長がヘッドハンティングされたり、スキルアップして移動しているのだから、もうすぐ日本でもこんな風景が珍しくなくなるかもしれない。それが良いか、悪いかは神のみが知る。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-15 08:00 | mayoto study
図書館マーケティング30  労働密度                 
参考資料 日経「時間術」2007・3・5

「労働密度」
マクドナルドの社長原田泳幸さんの一日の濃いこと。報告や指示は廊下やエレベーターで聞くし、移動のための車の中に社員を同乗させて結論が出たら、そこで下車させることもあるらしい。時間を無駄にしないため昼食は秘書がお弁当を準備し、考え事をしたり、打ち合わせをしながらの食事。通常の会議は30分で終了。なぜならマクドナルドの会議は情報共有や議論の場ではなく「創造の場」だから。他の時間も押して知るべしだろう。
「そんなに急いでどこへ行く?」と聞きたくなるが、仕事は集中して効率的にやるのがモットー。オンとオフを区切るため午後6時以降は会議をしないのが原則なのだ。自分だけでなく、社員も同じペースで動いているらしく2月からは本社では6時以降の残業を禁止した。
こんなに労働密度の濃い仕事ってあるだろうか?これがベストとは言わないが、自分の時間管理も、もう少し何とかなるのではないだろうかと思わざるを得なかった。仕事の緩急にも変化をつけられるかもしれない。誰かがペースメーカーになれば、みんなのペースも上がっていく。時間もきっちり計って有効に使えば、結局、自分がリラックスする時間や家族サービスや自己投資でスキルアップが出来るのだから、仕事への貢献度も回りまわってまた高くなる。オンはオン、オフはオフ。一生懸命やれば、遊びもまた楽しいんじゃないかと思う。
図書館は成長する有機体。仕事が増える事はあっても、なくなることはない。あれもこれもやりたいのだが、時間がねぇ・・。そう、勤務時間が決まっているのだから、その中で何とかするしかない。時間はまだお金のように管理されていない。案外それぞれのペースで消費されている。どこかに無駄がないか、細切れな時間を上手く集積できないか、緊張と集中を上手く利用して仕事を効率的に行うことが出来ないか、などなど「時間管理」について、みんなで考えてみるだけでも何か効果が生まれそうだ。
生まれた時間は是非、利用者とのコミュニケーションに使ってください。見ているだけで、忙しそうな司書さんではサービスを受けるのも気がひけます。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-11 00:00 | mayoto study
図書館マーケティング29  デザイナーズ図書館                  
参考資料 日経「病院は快適空間」2007/3/4

「デザイナーズ図書館」
デザイナーズという枕言葉のついたマンションが流行った時期があった。機能よりデザイン、おしゃれ感を重視して住みたい若者向けのマンションだった。今、病院が変わり始めている。ロビーに流木のオブジェが飾られ、カーペット敷きの廊下が続き、病室にはホテル仕様のベッドが置かれ、全室オーシャンビューがうたい文句の南国リゾートホテル風「くじらホスピタル」。
白く無機質なイメージの病院がデザインを重視し始めたという。院長曰く「病院は非日常空間。なるべく自宅と同じように生活できる環境が重要」。患者に心地よい安らぎのデザインで病院を設計し、患者の人気を得て収益性の高い病院を経営を目指す戦略だ。快適に生活できると患者の評判もよく、癒し効果があるのか入院日数が減ることもあるらしい。
昔と違い自宅の住宅レベルがぐんと上がっている。ホテルに宿泊することも多く、病院の殺伐としたインテリアに不快感さえ感じることもあるのが現代人ではないだろうか。
さて、図書館はどうなのか?最近の滞在型にデザインされた図書館は明るく、居心地の良い空間デザインがなされているが、古くて汚い図書館もまだ多数存在しているようだ。市庁舎は新しいけど,図書館が古いままなんてことも多いのではないだろうか。この新聞記事のタイトルは「患者の視点を生かしたデザイン 病院は快適空間」というもの。デザイナーズの作る図書館で「利用者の視点を生かしたデザイン 図書館は快適空間」なんて記事を待ち望む今日この頃である。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-08 00:00 | mayoto study
図書館マーケティング 28  大人の部活                
参考資料 「おじゃまします くらしルポ」西日本新聞2007/2/11

「おとなの部活」
福岡市博多区の銀天街商店街の一角に、空き店舗を利用したたまり場「そよかぜ倶楽部」がある。2階建て150平米の元店舗には食堂や喫茶、カラオケやマージャン、囲碁、映画鑑賞、ヨガなどのサークルが定期的に開かれる。利用者は近所に住む60~70代の人たちだ。
「おとなの部活動」のようなものらしい。それはそれは、きっと楽しいだろうと思う。
本当は公民館を居場所としてこんなことができたらいいと思うのだが、公立と言うことでなかなか管理が厳しい。図書館もそうはいかないだろうと思う。でも、こんな楽しそうなところを見逃しちゃいけない。ここに図書室を作るのです。今まで、子どものための文庫と言うのが各地にあったけれど、これからは高齢化社会、高齢者にとっても身近に本があれば利用しやすいに違いない。利用者層が限られているから、関心の高い本も選びやすい。図書館の本を団体貸し出しして図書室に本を並べて、元司書なんかがボランティアで読書の話し相手になったらいいのにと思う。本の話をする友だちは案外少ないものだ。図書館じゃないんだから、お茶でも飲みながら世間話風の読書会をしたり、仲間内のペンクラブなんかがあって文集を出したりしたら、もっと部活っぽくていい。
図書館に来てくれない人が居るなら、居る場所に本をもって行く。本を読む楽しさ、図書館への興味を伝える。図書館へ来てもらうのはその後だ。本を読む楽しさを忘れている。そんな人たちがたくさん居るのだ。さまざまな場所できっかけを作っていくサービスと言うのもあっていいのではないかと思う。
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by tsuji_bunbun | 2007-05-04 00:00 | mayoto study



Mayoto Staudy の時間です。見学や研究でマヨトを具体的に考えていきましょう!
by tsuji_bunbun
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