人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第1章 現状 3 図書館のないまちに暮らす
第1章 現状
3 図書館のないまちに暮らす

図書館なんてポストのようなもの。
「あってあたり前よ」と思って暮らしている人もいるし、
「図書館やら、しらん。」という人もいます。  
…突然の博多弁!
   -「しらん」は「知らない」と言う意味で、この場合のニュアンスは「とくに必要ない」です。-

この問題は都会と田舎のことのように思われますが、実はそうでもないんです。
人口何千人の過疎の村に立派な図書館があって、、、
   -あ、この立派というのは建物のことじゃないですよ。立派なサービスをしてるってこと。-

100万都市と言われる大都会でも、図書館がないまちがある。
この図書館がないというのは図書館そのものがないわけじゃなく、図書館という場所があっても行き届いたサービスをしてないってこと。

で、「ほんとうの図書館」がないまちに暮らしている人は日本中にいっぱいいるってことです。
※「ほんとうの図書館」:中学校区くらい身近に図書館があって、最新の情報や本があり、
日本中の図書館とネットワークできるレベルで使うことができる。

友人いわく
「図書館はウォシュレットのようなもん。使わなぁ、その良さはわからんと」
…すいません、バリバリ博多弁で。なんか、そのまま言わないと臨場感がでないもんで。
訳しますと
「図書館のすばらしさは、いくら説明してもわからない。ウォシュレットのように、ちょっと値が張るが思い切って買って、使ってみないとその便利さ、快適さはわからない」

と言っているわけです。

「自分」を守る、育てることが
「自分のまち」を、守る、育てることになり、 
「自分のくに」を守る、育てることになる。
それはもう「世界」を守る、育てることなんです。

守る、育てるためのアイテムとして、知識や情報が必要でそれはみんなに必要なものなので、
なるべく子どもでも自分で行けるくらい身近にあって、気軽に使えるものじゃないといけないもの。なんたって図書館は「知的インフラ」と言われているんです。
水道や電気のように、日本中どこでも
「あって当たり前」=「なくてはならないもの」なんです。

だから、ほんとうの図書館のないまちに暮らすことは
電気のつかない家で、ろうそくを灯し、雨の日も雪の日も井戸から水を汲んで暮らしているようなもの。

だから、ほんとうの図書館のないまちに暮らす人たちは
「自分」「自分のまち」「自分のくに」「世界」を守るとか育てるためのアイテムが無いまま、苦労しているというわけです。

いまどき、みんなが持ってる必要アイテムをもたないと、あっという間にゲームオーバー。
21世紀になってますますこの状況は厳しくなっています。

このあと、図書館のある人もない人も、
もっと図書館というアイテムをバージョンアップさせないと危ないよ!
という話が続きます。

To be continued

========================================
図書館作りにあなたの力を貸してください! ≫メールはこちらから≪
・こんな図書館があればいいなあと思っている人
・他業種で図書館を変革するアイデアや専門知識がある人
・この夢に協力したい人
=======================================
by tsuji_bunbun | 2005-05-23 00:00 | 【本文】
<< 第1章 現状 4 図書館炎上 第1章 現状 2 SOS発信-2 >>



Mayoto Staudy の時間です。見学や研究でマヨトを具体的に考えていきましょう!
by tsuji_bunbun
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31