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プロローグ4/4
プロローグ4/4

私は10年以上「図書館がほしいナァ」という思いからあちこちの図書館を見学したり、図書館に関する本を読んだり、講演会に出かけたり、利用者や市民の声を聞いたりしてきました。

そして、市役所に様々な方法や機会を通してお願いをしてきました。それまで見たことも聞いたことも無かった「請願書」を書いたり「署名」を集めたり、市役所の会議で発言したりしました。

これら、公式発言や公への意思表示のために専門的な知識が必要になり、とうとう「図書司書」の資格を取りました。(通信教育でなかなか大変だったんですが、これはまたいつか別の話で)

そして、専門的な目で図書館を見たとき、すごいことを発見しました。
その事件は2003年の「議員のための図書館作りセミナー」でのことでした。
私は別に議員じゃないんですけど、特別に参加させてもらいました。
このセミナーはディズニーランドのある千葉県浦安市の図書館で開催されました。

そこで起こった大発見は、
「え~~、日本一の浦安市立図書館が図書館のzero地点」だったということです。
日本一のサービスをするといわれている浦安市立図書館ですが、司書資格をとって図書館の基礎知識を得た私がみた浦安市立図書館は、教科書で習った図書館サービスをきちんとこなしているすごくノーマルな図書館だったということなんです。

ということは、日本のほとんどの図書館はまだまだ図書館サービス機能が整わないままのマイナス地点の図書館だったということ。これは大きなショックでしたね。
ここが頂上だと思っていたら、実は地上だったモグラの気持ちくらいにショッキングなことでした。

日本の図書館は海外に比べて「100年遅れている」といわれているようですがその真意は、こういうことだったんですね。

これから紹介する本を読むと、詳しい事情がわかります。
『浦安図書館にできること』常世田良(元浦安市立図書館長の書いた浦安図書館論)
『浦安図書館を支える人びと』鈴木康之・坪井賢一 図書館のアイデンティティを求めて
   *私の浦安図書館見学者としてのインタビュー記事が掲載されています。

To be continued

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by tsuji_bunbun | 2005-05-13 00:00 | 【本文】
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Mayoto Staudy の時間です。見学や研究でマヨトを具体的に考えていきましょう!
by tsuji_bunbun
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