参考資料 日経新聞 2007・1・15 クイックサーベイ「社会人教育」
「好奇心」 4人に1人が通学経験あり!社会人教育の実態を知るためのネットアンケート1000人の調査結果。現在通っている、かって通っていた人の割合が25%。「そんなに?」と驚いた。一番多いのが英語や中国語の語学で33%。IT関係が23%、簿記などの会計が16%で、その他は資格取得のために学んでいる。その費用は72%の人が全額自己負担で会社が全額負担したのは5%。なぜ学ぶのか?と言うと純粋な向学心、好奇心が52%。資格を得たり、仕事に役立てたいからと言う人も多い。費用は20万円程度が多い。 学ぶ理由が「好奇心」。みんななかなかやるじゃない。好奇心で自費で自発的に学ぶことは、完璧な生涯学習。ユネスコのラングランが生涯学習を提言して42年。その思想の波はやっと世界の末端へ届いてきたらしい。世界はやはり広いのである。そして、思いはなかなか強いのである。42年も掛けてたった一人の思いが波紋となって地球を覆ったのだから。だからもっと言葉の力を信じたい。言葉に力があれば、どこまでも、いつまでも、生きて思いを運んでいくことができる。言葉はただの文字の集まりなのに、並ぶことによって意味を持ち文章になり、文章を並べることで思いを伝えることが出来る。それが本になり、何十万冊も並んでいる図書館には好奇心の種が溢れている。音のしない想念のパワーに満ち溢れている。この見えないパワーが図書館の空気を重厚なものにしているのだ。 そんなパワーのある図書館だから、彼らの学ぶ意欲を応援するのに、こんなにふさわしい場所はない。たとえば英語や中国語の講座を開くとか、英会話を楽しむサロンを開設するとか、学びを助ける辞典や参考書を揃えた学習コーナーがあるとか、英語で書かれた本を積極的に揃えるとか、ちょっと骨休めに英語にまつわるエッセイを置くとかお金を掛けなくても英語が学べる環境と方法をアピールすれば、積極的な利用者が増えると思う。何かに積極的な人は他のことにも積極的なことが多い。きっと素晴らしい図書館利用者になってくれるはずだ。 巷にはもっと様々な好奇心を持っている人たちがいるはず。それがリサーチできれば、その好奇心こそが図書館に求められているテーマなのだ。好奇心のSOSに出来る限りの対応をして、利用者にアピールすることだ。図書館に関心を持ってもらう、来てもらう、使ってもらう。これからの図書館は本を並べるのが仕事ではなく、本を手渡すのが仕事。利用者にいかに喜んでもらうか、いかに頼りにされるか、図書館はそれでナンボだと思うのだが・・。
by tsuji_bunbun
| 2007-02-22 00:00
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